バンドネオンの豹

2004年12月29日
バンドネオンという未完の楽器を知ったのは、最初のきっかけは、「バンドネオンの豹」という小説だった。
もっとも小説の方は往時の江戸川乱歩のジュブナイルを装った偽古体(...なんて言葉あるのかなぁ?)の冒険小説で、一つ間違えば新興宗教系の経典に近くなるような代物で(でも数年後に聖豹記なる続きも出てたから、それなりに人気はあったんだろうな。)タイトル名に惹かれて、なんとなく暇つぶしに手に取っただけのものだった。
そして、あとがきにあったあ「あがた森魚」の同名アルバムを聞いて、ハマってしまった。
このアルバムの方は、小説よりも遥かに愉快でドランチックで部屋の照明を落として煙草を肴に濃い酒を舐めるのにぴったりな感じの代物だった<似合わねぇ〜、そこリアルな私を知ってるからといって噴出さない(笑)
全曲がバンドネオンによる曲目という事ではないんだけども(途中、賛美歌みたいなものも入ってる)どちらかというと気障で物悲くて、陽気で古めかしい、旅芸人が村にやってきて一夜限りのカーニバルを催し去っていく...そんな情景を彷彿とさせるアルバム全体で一つの物語を綴るようなお気に入りの一枚♪
(といっても、しばらくは聞いてなくて今回の引越しのおかげで部屋の隅から発掘できた...笑)

コバの楽曲を聞いた時に、最初は「あ、これイイ」と思ったんだけども。
何度か聞くうちに、少し飽きてきて...たぶん、今風のアレンジ(曲想や楽器の取り回しリズム感などなど)過ぎて、ちょっとついていけなくなったってのが正直な所かな(^_^;)

で、見つけたのが、この人の作品群(不精なもんで、一度、気に入ると同じモノを延々と聞き続けてしまうので、一生懸命、同じアーティストの作品を追いかける事は滅多にないなぁ。例外は、PSY’Sとか上々台風、加藤和彦ぐらいだなぁ。おかげで自分のお気に入りを纏めた移動用のMDには、アニメソングからクラシックまでごちゃ混ぜにしちまってるしなぁ...笑)
南米の風俗ってのは、今一つピンと来ないんだけどもタンゴっぽいものは、すごく自分のバイオリズムに合わせ易いんだよなぁ、言迷。
(あ、もちろんスーパーで買い物したり、職場でデータ処理してる時の脳内BGMとして常時流れている訳ではありません!!)

例えば、なにか考え事しながらとか、手だけ動かして何かしてる時とかのBGMとして、すごく気に入ってるなぁ。なんとも秋冬向けの(暑い盛りに真昼間から部屋を遮光して、クーラーをキンキンに利かせてってのも、アリかもしれない...来年の夏は試してみるかな...笑)

やっと今年も残す所、数日となりちょっと落ち着いてきたから、まったりと平和な時間を噛み締めています♪(散財もしてるけど(^_^;))

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kaj

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