理由?

2005年5月28日
忘れてしまっている事すら覚えていないことが、沢山あるような気がする。
覚えていなければならないはずの事なのに、そこだけ、ぽっかりと穴が開いたように抜け落ちてしまっていることを思い出し愕然とすることもある。
まぁ、大概、嫌なことやら都合の悪いことやらを自分自身で中途半端に封印し、上書きし続けないと、リアルに直面している諸般の事々を覚えていくことはできないし、躯を動かし(喰って寝てギャラ稼いで...笑)どうにか判断し、選択肢を作り選びなんて真似を「普通」に繰り返し日々を過ごす事なんて、できるはずも無いから、仕方の無いことでもあるんだけども。
記憶を遡っていくと時系列にしたがって、だんだんと細くなり霞んで行く様なイメージを持っていたんだけども...どうにも自分の頭の中に残ってるものたちは、案の定というか他人の創作物(物語や会話の断片)が、結構混じりこんで、かなり都合の良いように改竄されているようだ。
だから、今、消し去ってしまいたいと思うような「やらかしてしまった事」や、逆に忘れてしまいたくは無い、また忘れられないと思っていることやら諸々の全ても同様に、いつかは(本当に、それが何時の事なのか、早い方が良いのかわるいのかすらもわからないけれども)過去から、ず〜っと繰り返してきたのと同じように(どういうシステムないし法則なのかは、理解できないし、わかったところで、どうしようもない事だし)綯い交ぜになって、ぞれぞれの時点における(過去の自分、現在の自分、未来の自分)夫々の場面における「言動」という形で、現れるんだろうなぁ。
自分自身で抱えている自分自身の姿でさえ、こんな在り様なのだから、ましてや他人様に関わる事で、そのヒト達の記憶に、何某かの痕跡を残すとしても(どっちかというと傷つけてしまうことの方が多いんだろうけども)もっと薄っぺらで、吹き飛ばされてしまうほど軽いものになってしまってる事なんだろうな、きっと。

基本的には、この場所は「日記」という形式を持っているし、システム的に内容によっては自動的に仕分けられてしまうようだけども(趣味とか音楽とか、色々とね。もちろん、自分でカテゴライズすることもできるみたいだけども)私は、敢えて、全部、並列にしている。
その方が、自分自身の頭の中の「混沌」とした朦朧とした状態に、一番しっくり来るから。
で、ここに書き連ねているのは、自分の頭の中を信用できないからというのが一番大きい理由だな(たかだか、此方では1年にすら満たない時間が経過しているわけだけども、既に、読み返してみると、現在の自分の頭の中身とかなりズレが生じているの判るから)
在った事も無かった事も、全て、その時々に考えたり、感じた事は(多少の脚色は、あるものの...笑)良いとか悪いとか懐かしむとか、そういった感情の動きとは別に残しておかなければならないような気がして仕方が無いから...

理由は、在るんだろうけども今の自分では思いつかないことも、ひょっとしたら、これから先の自分になら判る事になっているかもしれないし、むしろ、やっぱり、無駄な時間を費やしただけのことに過ぎないと思ってしまうのかも知れないのだけれども。
それでも「形」が欲しい「名前」が欲しいと思うのは、ただの本能なのかもしれないなぁ??

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kaj

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