夜怪公子―ドクター・メフィスト
2005年5月29日
ISBN:4396207980 新書 菊地 秀行 祥伝社 2005/05 ¥1,300
久しぶりの一気読み。今回は欧風(以前の中華な方も捨て難かったけども)な吸血鬼ネタ、それもドラキュラ風にノスフェラトゥ風の両方が一編で楽しめる。もっとも、メフィストシリーズということらしいので、煎餅屋は名前だけしか出てこず、もっぱら頑張ってたのは、より性格の悪い方の(これはこれで好きなんだけどね)新宿レギュラー陣多数。物語自身は、少年ジャンプ的に、どんどん双方の能力が次第にインフレ過多となってくけども、まぁ魔界都市の枠内で、一冊で完結しているのは、この作者の物にしては、珍しいかなぁ(完結編を数札に分けられたこともあったしなぁ...むしろ短編連作の方が面白いんだけどもねぇ。これもシェアードワールド化しても良いような気がするけども...あ、作者自身が、セルフカバー含めて、色々やってるから、そこまでしなくても良いのかな?)
ちなみに、この作者の作品で一番気に入ってるのは、ソノラマ文庫で出てた筈の「妖神グルメ」なんだけども(クリトルリトル神話の世界観で、普通の高校生が料理の腕だけで勝負するという代物...なんども繰り返して読みたい・手元に置きたい一冊というほどではないんだけどもね)
吸血鬼テーマも、好きなんだよなぁ(フランケンシュタインテーマと同様に)
被害者であり加害者でもある、呪われた(所謂、キリスト教的な神様に)存在であったり、もっと古い神々の系統であったり、ただの流行病だったりと、物語の世界観によっては、いくらでもアレンジできるだけに、すっごく沢山、作品があるのは、やっぱし書き手も読み手も好きな人が多いんだろうなぁ...うん小説では。
(意外と映像作品は、少ないんだよねぇ不思議と。ホラー映画のネタとしては、ドラキュラ系以外って言うと...レスタトシリーズとかオメガマンとかスペースヴァンパイアとかの変化球気味のものが多いかなぁ、もしくはメインテーマとしてではなく登場人物の中に紛れ込んでたりとかっていう扱いぐらいか?あ、所謂、人間的な思考能力を持たないゾンビ系統は除外した場合のお話ですよ)
能力的に鼠算式に増えていくから、あっという間に餌が無くなり、自滅するって言う制約があるし、下手に弄ると「人種差別」とか「優勢種」みたいな、ややこしい領域に足突っ込みそうだからってのもあるんだろうなぁ、エンタテイメントの限界って奴でしょうかねぇ(^_^;)
うん、ちょいとばかしページ数が足りないというか、オチに至る伏線が少な過ぎ(2時間サスペンスドラマのような都合の良さ)ってきらいも無いではないけども、まぁ皆、元気そうで何よりって感じの一冊だったかな♪
久しぶりの一気読み。今回は欧風(以前の中華な方も捨て難かったけども)な吸血鬼ネタ、それもドラキュラ風にノスフェラトゥ風の両方が一編で楽しめる。もっとも、メフィストシリーズということらしいので、煎餅屋は名前だけしか出てこず、もっぱら頑張ってたのは、より性格の悪い方の(これはこれで好きなんだけどね)新宿レギュラー陣多数。物語自身は、少年ジャンプ的に、どんどん双方の能力が次第にインフレ過多となってくけども、まぁ魔界都市の枠内で、一冊で完結しているのは、この作者の物にしては、珍しいかなぁ(完結編を数札に分けられたこともあったしなぁ...むしろ短編連作の方が面白いんだけどもねぇ。これもシェアードワールド化しても良いような気がするけども...あ、作者自身が、セルフカバー含めて、色々やってるから、そこまでしなくても良いのかな?)
ちなみに、この作者の作品で一番気に入ってるのは、ソノラマ文庫で出てた筈の「妖神グルメ」なんだけども(クリトルリトル神話の世界観で、普通の高校生が料理の腕だけで勝負するという代物...なんども繰り返して読みたい・手元に置きたい一冊というほどではないんだけどもね)
吸血鬼テーマも、好きなんだよなぁ(フランケンシュタインテーマと同様に)
被害者であり加害者でもある、呪われた(所謂、キリスト教的な神様に)存在であったり、もっと古い神々の系統であったり、ただの流行病だったりと、物語の世界観によっては、いくらでもアレンジできるだけに、すっごく沢山、作品があるのは、やっぱし書き手も読み手も好きな人が多いんだろうなぁ...うん小説では。
(意外と映像作品は、少ないんだよねぇ不思議と。ホラー映画のネタとしては、ドラキュラ系以外って言うと...レスタトシリーズとかオメガマンとかスペースヴァンパイアとかの変化球気味のものが多いかなぁ、もしくはメインテーマとしてではなく登場人物の中に紛れ込んでたりとかっていう扱いぐらいか?あ、所謂、人間的な思考能力を持たないゾンビ系統は除外した場合のお話ですよ)
能力的に鼠算式に増えていくから、あっという間に餌が無くなり、自滅するって言う制約があるし、下手に弄ると「人種差別」とか「優勢種」みたいな、ややこしい領域に足突っ込みそうだからってのもあるんだろうなぁ、エンタテイメントの限界って奴でしょうかねぇ(^_^;)
うん、ちょいとばかしページ数が足りないというか、オチに至る伏線が少な過ぎ(2時間サスペンスドラマのような都合の良さ)ってきらいも無いではないけども、まぁ皆、元気そうで何よりって感じの一冊だったかな♪
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