ちょっと疑問に思ってたことがある。

鶏肉って、どうやって作られてるんだろう?

つまり
卵からヒヨコになって鶏になって...
スーパーでパック詰めされて売られてる鶏肉を買って喰ってるんだけども
...どうやって羽をむしってるんだろう?

いやぁ一羽二羽なら人手でってのも、アリだろうけども。
毎日どの位の量の鶏肉が消費されてるか正確には知らないけれども、ちょっと想像しただけでもトンデモナイ数の鶏が鶏肉にされてる訳で、探してみたんだけども...

http://www.biwa.ne.jp/~ohmitori/kodawari/koujyou1.html
(ちなみに↑は、いきなり強烈な画像には跳びませんので、御安心を♪)
(比較的、丁寧に画像つきで説明してくれているんだけども↓)

解体過程

1 入荷(前日の夕方から夜にかけて)
   屠殺までの間休餌期間となります。

2 放血
   頚動脈を切断して血を抜きます。

3 湯漬け
   羽を抜くために62〜64℃の湯に漬けます。

4 脱羽
   ゴムつきの回転ドラムにて羽を抜きます。

5 冷却
   氷水で十分に冷却します。

6 懸鳥
   解体ラインにと体を懸けます。

7 解体ライン
   各部位に解体していきます。

8 整形・計量
   パックで出荷するものはここで生産します。

9 真空包装室
   通常の発注はこちらで生産しています。


まぁ手順は想像通りだけども、処理量に対する仕掛けが、やっぱり謎。
どうやら最初の一手は、どうしても人手が要りそうだなぁ。
(あ、もちろん途中でも機械を個体差に合わせるよりかは、人手でやった方が合理的な処理もあるみたいだけども)
う〜ん、特殊な市場なのかなぁ?あんまり、はっきりとした仕組みの図解してくれてる所、ぐぐってみたけども見つけられない(^_^;)

知らなくても鶏肉は喰えるし、知ったからといって味が変わるわけでも無いんだけど...今迄に何羽分を食べた事になるんだろ?焼き鳥でモツ系統も食べてるし、ラーメンのスープもなぁ。

本当は、学校でというか義務教育の段階で教わっておきたかった事の一つでもある。
たぶん「加減を知る」とか「生物と死体」の違いとか「切り身でパック詰」されてるのが当たり前だから余計に、そんな風に思ってしまうんだろうなぁ、やっぱり。

コメント

あんみつ
2007年1月17日16:26

ためになる記事で、鶏肉大好きだけども
悲しい。泣。

写真はくるみですよね??

淵瀬春秋
淵瀬春秋
2007年1月17日17:02

’94に盛岡で牛(黒毛和種)のと殺解体の全様を見て、次の日に内臓脂肪の計量作業を手伝いました。生き物が死んだものになって食べ物になる、その過程を見る事が出来たのは、非常に良い経験でした。
 このような事が表沙汰にならない一因は、「ドキュメント屠場」(岩波新書赤本)をご覧ください。
 鶏の羽は手で剥くはずです。ギネス記録が「食べ物としての動物たち」(講談社ブルーバックス)にありました。

 ちなみに牛をつぶすのを見て2週間程後に野外で南部短角のサーロインステーキを食べましたが、これが美味な事。こんな美味しいものが、盛岡市からちょっと出た早坂高原なんかにたくさんいるのを見たらもうたまりませんでしたね。

淵瀬春秋
淵瀬春秋
2007年1月17日17:26

 あ、いかん、ドラムで羽をむしるんですね。失礼しました。解体ラインはHPの通り並んだ人の人手でいとも簡単に進むので(小学生のときよく見ていた)、その前はおそらく・・・

kaj
kaj
2007年1月17日17:26

姫猫さんへ
ちょっと惜しいですね、ヒヨコ豆です〜

淵瀬春秋さんへ
はい、私は田舎で育ったものですから(流石に大動物の経験は在りません)海で魚獲ったり、誰かが撃った鳥もらったりして過ごした物ですから(^_^;)
だからですかねぇ、食べ物と生き物の一線を、どこで越えるかってのが自分自身気になって仕方が無い物ですから。
書籍、探して読んでみます。情報提供、多謝m(__)m

りーすりんぐ
りーすりんぐ
2007年1月18日0:24

何の疑問も抱かず、食物連鎖から解き放たれて頂点にいると過信している我々。でも、本当にピラミッドの一番上にいるのだろうか? もしかしたら、さらに上にいる「フェッセンデン」が魂を喰っているかもしれないのに……。そんな、余計な事を考えてしまうのは、最近読んだハミルトンの影響です。

kaj
kaj
2007年1月18日9:19

「りーすりんぐ」さんへ
私も「霊長類」という言い回しが大嫌いなんですよ♪
で、むしろ、その上が当然の如く居て、我々は簒奪されている事にすら気がついていないんじゃないか...なんて事を思ってます(というか、その方が座りが良いような気がするんですよねぇ)

淵瀬春秋
淵瀬春秋
2007年1月19日13:46

日本は火葬が主ですが、鳥葬等の野生動物に食べてもらう方式とか(「図説死体学」だったか?にショッキングな写真がありました。持ってない本)、土葬にして微生物に食べてもらうとか。物質循環と言う中では人間は一つのコンパートメントなんです。そういう事をやる研究者は私を含め少ないし、本としても余り出版されていません。
・・・自分で書け、って事になるか。

kaj
kaj
2007年1月19日17:31

うん、読みたいです♪
(あ、できれば私家版ではなくて流通書籍でお願いします)

で、やっぱり座りが悪いなぁとおもってしまうのが
>そういう事をやる研究者は私を含め少ないし、
>本としても余り出版されていません。
って所なんですよ。

普通に身近な事象であるのに、精神的な部分と物質的な部分が、ごちゃ混ぜになったままで、此方でも公開されている資料が圧倒的に少ない...不思議です。

淵瀬春秋
淵瀬春秋
2007年1月22日15:58

 ヒステリックな教育論は別にして、食育的観点からすると、重要な部分ではあるのだけど、まだ日本の文化の中には、畜舎の家畜が肉になる、と言う事に対してタブーがあると思います。と場の場所は大抵隠されているし、部落差別の産物的部分が大きいし。2001.9に日本でBSEが見つかったとき、スーパーからは一斉に和牛と国産牛が消えました。一方イングランドでvCJD患者の出た村のその原因とされる肉屋(と畜・解体もやっていた)に対して村民は「腕のいい肉屋だった」と言っています(「狂牛病」岩波新書赤本)。先ずはじめにこの落差が埋まらないと駄目でしょうね。
 amazonでは表紙がNo imageだったので確認できませんが、私の見た本は、
「図説・死体論」出版社: 法蔵館 (1993/10)ISBN-13: 978-4831872098
 だと思います。アングラではなく、amazonで買えます。
 物質が生命になって思考をもち意識を持つと言う連続的理解に関しては、残念ですが現在の脳科学や分子生物学のドグマにはありません。不思議な事に、私のような無機的自然や天文学にそのような発想がある事です。
kaj

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