予定調和
2007年2月15日
20年間こつこつと、ミス一つ無く正しい事を一人でやり続けていた（そりゃぁ、そうだ彼女が正しく無いと考えた代物には、全て彼女自身の手で修整されていたのだから）お仕事の内容を説明してもらうべく数ヶ月かけて外堀を埋めて、話をさせてみたのだが...
聞かされる私達にも彼女にも何一つ得るものの無いまま会議室使用の予定時間が来たので散会。
...どうやら大きなお世話だったらしい。
でもって、
たぶん同時に同じ職場で、彼女と一緒に仕事をしたいと思うメンバーは居なくなったなぁ。
たかだかギャラもらってやってる範疇の事なんだけどもねぇ。
人格になんて口を挟みたくも無かったのだけれども、
そのまま飛び降りてくれれば、無事に済むように手札を尽くしてセーフティーネットを拡げていたんだけども...案の定、助走をつけて柵を飛び越えちまったい(^_^;)
今頃、まだ、いや、いつもの様に一人で黙々と作業を続けているんだろうなぁ事務所で。
信頼しろとなんて言わない。
ただ私達（あ、これは一人称じゃなくて事務所のほかのメンバーという意味ね）を使えば良いだけのお話だったのに...聞きたい、聞かせて欲しいとお願いする形で始めた打ち合わせのはずだったのに...寂しいねぇ、お仕事でしかないだけに。
うん、観客にとっては物語がキチンと進む事が重要で、誰がその役を務めるのかってのは意味が無い。
利益を生み出さない作業にギャラが回っていくほ景気が回復している訳でも無い。
誰が書いたシナリオなのかは知らないけれども、同じ盆の上で曲芸を日々月々年々遣り通すには、ダブルキャストは当然の保険...なんだけどねぇ。
マエストロは必要無い。
さてと、
ならば、
引き継ぎなしに穴を埋めていくしかないか、やっぱり。
一人でやってるから量に対抗できないから無理が生じている。
んなもんマトモな監査が入れば「業」の面子が潰れる...放って置くなよ20年も！！ってのが正論なんだけども、それを彼女に強いたお歴々はとっくに御定年、はっ。
「私が正しい。余計な事はしないでくれ」
と、はっきりと言わせてしまう私は、やっぱり性質が悪いのかなぁ。
敢えて議事録は残さないけれども、その一言を自分で発してしまった責は負って貰うヨ。
悪いんだけども、私にとっても「お仕事」でしかないからねぇ。
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