私は今まで一度も知り合いをそう言う風に自発的に呼ぶ事はしない。
「あの人は、あんたの友達か？」
と誰かに聞かれても、必ず「知り合い」か否かを言い分けて応えてきた。
私はヒトでしかないけどもヒトが嫌いだ。
それは個々人もそうだが、群れとしてと言う意味でも厭だ。
たかだか数十年、ヒトとして暮らしただけ（それも、これほど安全で平和で自由な国、時代であるにも拘らず）で大層な思い込みをしてるんじゃないって気がしないでもないが（笑）
それだけしか見ていない・聞いていないモノが大仰にって言われてしまえば、それまでだけども、それでも嫌なもんは厭なんだ...たぶん明確な理由とか根拠を挙げれば、その一つ一つを自分自身でひっくり返して見せられるだろう（それも記録された実例付きで）
だから？
それが、どうした？？
納得するのは構わないが、それで状況が微塵も変わる訳でもない。
それは...実用的ではない。
綺麗な言葉、
優しいしぐさ、
気持ちの温かくなるような笑顔、
造りモノで良ければ誰に対しても、どんな状況に居たとしても、望まれれば・力任せに追い詰められれば、平気で幾らでも、やってみせよう。
でも？
面白いか、そんな私を見ていて？
誰かにできる事ならば、別の誰かでも同じ様に出来るだろう。
最初にやったことに意義がある？
どうして？
只の確率の問題に過ぎないじゃないか...だったら、それは私である必要は、何処にも無いよな。
良いとか悪いとかってのは、目的格を抜いて命令形にしちまうと凄く間抜けだと思う。
んなものは、己の好き嫌いでしかないんだけどなぁ。
私は私が嫌いだから、何をやっても・やらなくても、どっちも「悪い」で片付けてしまう事にしているけれど...普通ならば気になるし気に病みたくもなるだろうってのは理解できる。
（只惜しむらくは、今の私は「お薬」で神経を麻痺させているからなぁ...多分、本来の意味での共感は出来ていないと思うし、むしろ、そんな事された日には、それこそ首の一つも括ってみたくもなるだろう...それは他の誰に指摘されるよりも前に自分自身で重々身に沁みている...つもり、なんだけどねぇ。）
こう在りたいって思うことが無くなったから。
文字通り「夢」を見ることが無いから（睡眠は単なる時間の停止に過ぎないから）希な望みなんてものも無い...今が、そうじゃないと目の前に残骸を並べて愛でるなんて言う無意味な真似をして時間を食い潰していられるほどには暮らしの余裕は無いから。
喰う為にギャラを稼ぐ。
そこに付随する柵は凡てギャラの範疇として考える。
わかるだろう？
コンナ奴は「友人」を作っちゃいけない。
砂上の楼閣ならば、まだ救いがあるが私のは買っても無い宝くじが当たった時の使い道を考えるほどに無意義だ。
自分が作った嘘を頑迷に自分自身で信じ込み、あたり構わず巻き込んで、私の通過した場所には、ペンペン草どころか土塊一つも、マトモな形では残らない。
貶めて辱めて自壊させてしまう。
止めの台詞も決まってる。
「運がわるかったね」
そして同じ台詞が頭の中をぐるっと回って自分に戻ってくる。
「まぁだ生きてるんだ、本当に運が無いねぇ、お前は。」
そうだな、そうだよ！
こうして、また一つ私は嘘の色を塗り重ねていく。
私の言葉には当然事だが何の力も無い。
それが普通で当たり前。
コメント
悲しい。泣。
「お気に入り」と「友人」と「知り合い」は、私の中では全部カテゴリーを違えて整理してるんですってば（笑）
だからね、猫屋敷の小鳥のさえずりの様なお喋りに混ぜていただいてることに本当に感謝してるんですってば♪
ゴロゴロ。