他業他得
5月の連休明けから、本来の椅子に座り始めた上司。
流石に、あまりにも座り心地の悪さに気がついたのか、規格外の私と私と同格の古参の女性スタッフ(前から問題視していたのじゃない方)を別室に呼び出して、9月までとそれからの方針についての意見を求めてきた。
案の定というか呆れ果てた事にというか...4月の最初に垂れた「挨拶」の域を超えていない代物を堂々と一枚の紙にまとめて、コレを動思うかと(^_^;)
別に事前に、今日、いきなり呼び出されて、こういう展開を今更、やらかしてくれるとは思って居なかったけども、まぁ四月の〆の収支集計表も、まだままだ公開までには数時間かかりそうだったので、優先順位の低い片付けごとをしていた私達は、とりあず付き合ってみることにしたんだけども...基本的に私達の遣ってる事は日々の伝票を廻し一ヶ月サイクルの売り上げ登録処理をこなしている訳で(実際に客先で営業やる事も無ければ、システムを組上げる訳でも無いけれども)黙々と数字を入れたり出したりを繰り返している...だから数時間も席を空けると机の上に書類の山が雪崩を起こしそうになるほど積みあがるのは必定なんだけれども、偶々この時期は抜けた時間は倍密で手を動かせば何とかなると踏めたので、付き合ってみた。
当人は、当然の如く自身の理想が素晴らしいものであると信じているか、ひょっとしたら以前の遣り方が通じるものだと舐めきっていたのかは知らないが、数10分で終わるからと思い込んでいたようだったのだが(まぁ、そういう発想が出てくること自体が既に自身の立ち位置を危うくするのであると言う自覚を持っていないというのは話をする以前に気がついて然るべきだと思うんだけどもネ)提示された書類を見て、私達二人に墨で塗りつぶされる事となった(笑)
例えば、
・上司としての貴方の仕事はなんだと考えているのか?
・本当に一ヵ月半の間、何も考えておらず何も行動をしてこなかったのか?
・何故、前任者から業務の内容を未だに引き継いでいないのか?
・部下たる私達の日常業務を知らないのか?
・今更、こんな具体性の微塵も無い方針の体裁を取った「無駄に手間だけ余分に発生させるだけの作業」がギャラに値すると思い込んでいるのか?
加えて
・雑用係が欲しいのなら他を当たってくれ
・上司で居るつもりがあるのならば私達を含めた部下を仕切れ
・事が起こってから根回しをしたって意味がない、時間の無駄だ
・貴方には私達の盾と成り自身より上格の役員と対等に渡り合えるコネと技量が在るのか?
・危機感という言葉を知らないのは教えられてないからなんて言う言い訳は通じないヨ
などなどと
ごくごく当然の事と考えていた(一切、二人して示し合わせていた訳ではなかったが、無理矢理にでもピンで動いてきた私達がそれぞれにチームを組んで、多分、数年来シビアだったと思われる4月を上司抜きで廻さざるを得なかった)私達に真っ当に十字砲火を浴びせられる事にしかならなかった。

時間の経過と伴に、顔色が悪くなっていく上司。
そろそろ遊んでいられる(会議室にこもって仕事の出来ない状態)今日の分のイレギュラー対応用に残しておいた時間の量も無くなって来た所で、最初に私が想定していた落としどころへ向かって、相棒(まさか私が背中を預けておいても安心して目前のトラブルにかかりきる事ができるなんて言う素敵な状況が訪れるなんていう倖な立場に居られるようになるとは、これっぱも思った事が無かったので、こうなったらこう呼ぶしかないだろう?)が話を打ち切ってくれた♪

あれは...立ち直るのにしばらく時間が掛かるだろうなぁ(笑)
面子というか体面だけで組織の中で、それなりの役についていただけだという事を理路整然と(私自身は大嫌いな言葉の一つで自分自身で発することは好まないんだけども)常識的に懇切丁寧に説明されてしまっては(不幸な事に、その程度の保身意識は持ってしまっていたという事も含めて)開き直るしかないのだから。
上役が回ってきたからといって、その役名がイコールで人格的にも「上」であるなどと言う認識だけは絶対にしない二人が既に自身の部下となるメンバーを掌握し止めたり落したりという事だけは無い様に最大限の注意を払い、自身の役回りを分散して機能していたなどと想像すらしていなかったようだから(^_^;)

うん、面白かったと言うか不思議だったと言うか、私も彼女も切り口は違えども同じアウトプットの形を好む人間だったというのが再確認できたのは私達にとっては(そして職場を同じくするほかのメンバーにとっても)実に在り難い事だと私は感じてしまった。
何かが起こったときに、最善の(決して、それが最良で無いという事も承知で切り捨てる事も出来る)動きをピンで遣ってきたから、二人とも。最悪の状況下では、全部自分が被るのが当たり前で過ごしてきてたからねぇ二人とも其々に別の「お仕事」に対しては。
組織の中でピンで動くと言う事は、格付けなんてものに構ってあげられる余裕もないし、万が一にでもそんな無駄な時間を使う事よりも更に先、その先を自分の手を汚しながら数え切れないほどの敵を作り、必要以上に頭を下げてスタンプラリーを遣り通すしかないし、ず〜っとそうして来た(まぁ、私の場合は一度そのせいでロングバケーションを取る羽目になったんだけどもね...苦笑)

四月の最初の挨拶の後に私達は警告をしておいたのに(まぁ、この程度までならば所謂ビジネスマナーからはみ出さないだろうと言うキワキワの限界まで目一杯に)また別件で連絡が入った時にも、きちんと正確に状況は伝えていたのに...

何となくだけども新しい当主を迎えたセバスチャンとロッテンマイヤー夫人にでもなっているような気がするのは(あ、何故か性別的に逆だけども役割としては私の方がロッテンマイヤーさんね...笑)いわく言いがたいものがあるなぁ。

いずれにせよ私達の修羅場は越えているので、あとは10ヶ月と少し、彼が根性の一つもみせて私達より一手でも早く動けるようになる日の来るのを願うばかり...だな♪

コメント

あんみつ
2007年5月12日17:21

可愛い〜♪
けど、どういうしくみになっているのですか?

ピングーに缶ジュース??

kaj
kaj
2007年5月12日18:18

ピングーは女房がUFOキャッチャー(って、まだ言うんでしたっけか?クレーンゲーム)で取ってきたもので、缶ジュースじゃなくて発泡酒「円熟」の黒です。

...で、仕組みはというと...ある晩の呑み終わり(食後の方が普通かな?)の食卓の上です。
カイは、なんか人間の視界の中に入るのが好きらしくて、食ってる間は人の皿の上を狙うし、食い終わったら勝手に上がってきて、そのまま眠る...かな(^_^;)
kaj

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