一年間、真面目に付き合ってきたが...序章さえなければ、もっと楽しめただろうに...残念。
これによって、本格ミステリー系で最も難しいと言われている(あくまで読者に納得させるという意味合いで)犯人は読者であるというパターンの典型的な失敗作の一つになり下がった(^_^;)
「竹」氏のイラストも「戯言」シリーズの際に比べて、手抜きだったしなぁ(笑)
唯一のカタルシスは「容赦姫」の「そなたに惚れてもよいか?」の一言だけ。
まぁ、これを聞きたいがために毎月、月初に書店に通ったものだったが...ふむ、でも良く考えてみれば、毎月刊行の大河小説だと胸を張っているが、それって新聞の連載小説に要求されるスキルの持続性という点では何も変わるまい。(書籍でこんな企画を立てる方もどうかしていると思うが、それにきっちりと付き合う輩は、もっと...笑)

う〜ん、これだったらむしろ、途中で放り出されている「一賊」とか、「時の魔女」の続きの方を先に読んでしまいしたい気がするのだが...やはり旬を過ぎたんだろうか?
にしても京極堂は、軽くそのハードルを越えているんだから奮起を期待する...しかないな、やっぱり。

ISBN:4062836521 単行本 竹 講談社 2007/12/04 ¥1,155

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