さてと本編(小説版)は、御大が書き起こした物よりも(それでも最初の朝日ソノラマ文庫版のオリジナルエンディング...つまり大人の事情で回数をカットされたTVオンエア作品は、まだまだ対象年齢も含めて読みやすかった)遥かに「読み物」として楽しい。
ただし、
宇宙世紀で、たかだか100年前。
逆に言うと、現時点から数十年以内、つまりこのまま放って置けば私自身も立ち会うことが可能な時点で「ラプラスの魔」を如何なる形で決着させるかにより、この「お話」の評価は真逆になることだけは想像に難くない。
...当時、リアルタイムで(ほぼ作中人物達と同年代だったので)見ていた(その前後の所謂、後にヲタとか「やおい」とかの発言や行動がマスメディアで取り上げられるように成っていった時代も含めて)私にとっては、ヒトデナシである種として別のモノとして扱われるべき超人類ではなくヒトの変革という概念は目新しい物であり(その当時でも、かなりの数の思考実験的なSFやパズルとしての推理小説、大衆娯楽という一側面を拒否するかの様にして未だに在り続いているある種の前衛としての純文学、それとク・リトル・リトル神話体系を含めた神話・聖書の類等など既刊で地方図書館においてある程度の代物は「暇潰し」に一通りは読んでいた記憶があるのだが...所謂、活字中毒みたいな馬鹿者で電話帳と時刻表以外は何でも良かった手元に読めるものが在りさえすれば倖だったなぁ、たぶん。勿論、今の私に責はあるが既に私自身ではなくなってる。単純にまだ先は在る物と思ってた頃かな)素直に憧れた。
が、
昨今言われているような不公平を認識した者の打開の手段としての国家間の戦争状況の中に身を置きたいとも思うことはしないし(巻き込まれた結果ならば有無を言わず甘受するが)「勝手にしやがれ」よろしく無作為な自爆テロを演じる事にも興味は無い。
知覚域の拡大としてのNT(あ、勿論ニートの略ではなくニュータイプの略ネ♪)
可能性の覚醒。
いまだにガンダムと名がつく代物を追いかける事を止められないでいるのは、いつか本筋として語られるのではないかと言う期待をどうしても捨てきれないからだろう。
何度も何度も御大自らの手で、また別の語り手が別の設定の中で、常に避けて通ることのできない(あくまで私には、そう見えるというだけの「お話」)概念。
悟性という言葉に置き換えた方が解り易いかもしれない。
能力の様に簡単に数量化できる代物ではなく、もっと根っこの性能に関る問題だと思い込んでしまったから。
御大は、異世界や近未来で無骨に「リセットザワールド」ボタンを押すのが好きな作風だったと思っているが、この作者さんは意地でも綺麗に「落し」てくれるだろう(問題は連載の掲載誌が「お子様向け」の月刊誌なので当然、書籍の刊行スピードも遅い。彼の他の作品を考えると、やっとアバンタイトルが終わったかな?位の所だろう)

などと言う事を考えるでもなく考えながら地球光と月光蝶を眺めながら、これを組み始めているんだけども...
動画にするのも嫌だろうけれども(って成ってないか。挿絵イラストしかないよな)まぁ良くも、これだけ面倒なCAD図面引いたようなぁ(^_^;)
とりあえず手遊びに胸部ブロックだけを組んでみたけども...これは、どちらかと言うと「ラプラス」というよりかは「パンドラ」ってイメージがするのは気のせいだろうか?
エヴァの拘束具寄りではなく明らかに多重に重ねられた装甲板の塊、兵器のイメージを強める構成だったのだろうが1/100というサイズでは...箱根の寄木細工の様にしか見えない。
変身ねぇ。
悪くは無いけども、体積が大きくなって、より威嚇的な形状って言う設定らしいんだけども、かなり華奢に見えるなぁ。
ネオジオン側のモビルスーツ(含むモビルアーマー)が圧倒的にボリュームがあるから、並べて描かれると余計にそう見えているだけなのかも知れないけど。
う〜ん、このペースだと組みあがるまで、かなり時間がかかりそうだな。
でもって、ver.ka特有の嫌がらせのように過剰なドライでカールとマーキングシールの数。
本当に、ガシャガシャ弄ぶのは何時になるんだろう?

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kaj

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