傷物語
2008年5月10日
設定的には、王道の(例えば、十字架に日光に大蒜はNGといったガジェットをマンマなぞっていると言う意味合いで)吸血鬼のお話にはなっているんだけども。
どうも途中から、捕食の対象がぶれてくるのが小気味好い。
普段から日常的な、喰いモノであったとしても、そいつに己と同じ知性があったとしたら?
もしくは、
自身の根源が、その喰いモノと同じ由来でしかなく、むしろ捕食関係が成立している現状の方がイレギュラーだとしたら?
さて、どうしたもんだろ(^_^;)
ヒトは必ず「思いもよらない」という概念を持ててしまう。
そこに、凡ての怪異は内包されると言う解釈を私は好むのだけれども、初めからバッドエンドを宣告されてしまうと少し哀しい(なんにしろ、この物語は「化物語」の前日譚としての時系列に配置されてしまっているので外箱のイラストのキャラって一体、誰の事だっけかと戸惑ってしまった。まぁ、ほぼ一年前に前作の方を読んでいたのだがディテールは覚えてなかっただけの話でしか無いんだけども。伏線張るにしては、推理小説的にはアウトだが、SF的には素敵だ♪)
カテゴリー的にはスプラッタホラーだと思っているんだけども、語り口が「古典」落語なのは何故なんだろう?
ベタなんだけど好きなんだよなぁ、この人の書き物。
何のかんの言いながら、書籍化されたものは、取り合えす読んでしまってる。
(ニンギョウだけは、流石に辛かったが)
なんかこう、作中人物に肩入れしてしまう。
一人称の語りが好きなだけなのかもしれないけどネ。
...文字通りの「傷を舐め合う二人」か。
どうも途中から、捕食の対象がぶれてくるのが小気味好い。
普段から日常的な、喰いモノであったとしても、そいつに己と同じ知性があったとしたら?
もしくは、
自身の根源が、その喰いモノと同じ由来でしかなく、むしろ捕食関係が成立している現状の方がイレギュラーだとしたら?
さて、どうしたもんだろ(^_^;)
ヒトは必ず「思いもよらない」という概念を持ててしまう。
そこに、凡ての怪異は内包されると言う解釈を私は好むのだけれども、初めからバッドエンドを宣告されてしまうと少し哀しい(なんにしろ、この物語は「化物語」の前日譚としての時系列に配置されてしまっているので外箱のイラストのキャラって一体、誰の事だっけかと戸惑ってしまった。まぁ、ほぼ一年前に前作の方を読んでいたのだがディテールは覚えてなかっただけの話でしか無いんだけども。伏線張るにしては、推理小説的にはアウトだが、SF的には素敵だ♪)
カテゴリー的にはスプラッタホラーだと思っているんだけども、語り口が「古典」落語なのは何故なんだろう?
ベタなんだけど好きなんだよなぁ、この人の書き物。
何のかんの言いながら、書籍化されたものは、取り合えす読んでしまってる。
(ニンギョウだけは、流石に辛かったが)
なんかこう、作中人物に肩入れしてしまう。
一人称の語りが好きなだけなのかもしれないけどネ。
...文字通りの「傷を舐め合う二人」か。
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