異端審問

2008年6月15日
異端審問
で、
今回のネタは、道具か?
刃渡りの長さと効果は必ずしも一致しないと思うのだが。
群れの中の異物の手に渡る機会を万に一つも減らせれば、それで善しとするか?
それとも、
もっと手っ取り早く心に「闇」を持つ者を全て焼き滅ぼすか?
だとしたら、
...順番は、早い方が良いか、遅い方が好いか?
火加減は、ゆっくりとトロ火か、それとも瞬時にウェルダンか?

思うんだけどねぇ、踏み越えていけない一線てなぁ結局の処、何だ。

「義」もしくは「律」に背くこと無かれ...かな?

うん、そういうルールは確かに有る事になってるな。
けど、そのルールに従う事が常に「正しい」のか?
(それに、そのルールはキチンと機能しているのか...まぁ、それはどちらでも善いか)
文字通り100人の村でなら通る事も、
貌の見えない千人、万人、億人単位ともなれば
個体差を見失い、誰が誰のため贈った誠意なのかも判らなくなる。

白い旗が、降伏の意であったり、
その上に赤い十字架を載せれば手出し無用だったり、
という思い込みほど怖いモノは無い。
相手に先に殴らせておいて、代わりに眼と牙を抜く。

これは生き永らえたモノの定法の様なんだがねぇ。

その中でも、
声のでかい奴が「線」を引く。
確かに、そいつは51人以上の利益を約束したのかも知れない。
じゃぁ
残りの49の揃えられなかった声は、総て相殺されるべきだ。
例え己が消費される側に回されたとしても仕方がない事と納得できるんだネ。

そもそも数学的な意味での線分には、幅と言う概念は伴わないんだけどもなぁ。
(陰陽五行の大局図ですら、それを囲む円と言う領域を持って初めて世界を顕す)
引き分けってのは、生命のやり取りの盆の上では「無い」。
(まぁ、死に続ける事も三日坊主で投げ出した大馬鹿者の駄駄書きもあるにはあるけど...笑)
私が辿る事の出来るのは、何らかの記録の残っている過去5千年程の時間が限界。
(そこまでにしても、残っている物に改竄や意図的な歪曲が含まれる可能性は、大ざっぱな見積もりで五分五分かなぁ)
リアルな世界が、結果だ。
その中において私が為し得る無駄なんてのは、誤差の範疇に過ぎない。

何かを間違っていると決めつけるのは簡単だ。
正しくないとされるものを抹殺すれば良い。
今迄、幾度となく繰り返されてきたし、これからも永劫に(続ける事が可能な限り)繰り返されるだろう。
アノマロカリス
ハルキゲニア
オパビニア
どれもが、私の躯の相似形であったとしても何の不思議もない。

忘れられているようだが、二重螺旋が描く軌跡そのものが螺旋を成しており、その絵柄は常に光学異性体が存在する(左右では無く前後の反転という意味合いで)はずなのに、強い光により落とされる漆黒の影の中に、その残滓は見出せない。

智慧の実を喰らう事では見出す事の出来ない「闇」。
そんな所にヒトデナシの威を借るヒトが、勝手に引っ張る「線分」。
そして、それにより、根拠の無い権威によって無実の数え切れないヒトが燃やされた。
十字軍しかり魔女狩りしかり民族抹殺しかり...
ヒトの妬み・疑念を焚きつけた奴が、其処には隠れている。

何故か、彼らの行動原理に「善意」だけは欠落している。
そして、その部分に詰め込まれているのは...特権階級のみが過分な「益」を売る定石。
あまりにも単純すぎる。
...本当の処。
「そうで無ければ、これほど幸せない事は無い」

好きにしろ♪

コメント

kaj

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

この日記について

日記内を検索